【連 載】

キャピラリー電気泳動による めっき液の品質管理(その1)

キャピラリー電気泳動とは

ベックマン・コールター株式会社 ライフサイエンスマーケティング部門  西 俊博

2011.07.01

キャピラリー電気泳動法とは内径が20~100マイクロメートル、長さ10~100センチメートル程度の細長いシリカ製のキャピラリー管の中にあらかじめ電解液(泳動バッファ)を充填し、微量の試料をキャピラリーの端から注入した後に、キャピラリーの両端に電圧を印加して電気泳動を行うことで試料中のイオン成分を分離・検出する技術です。

この方法では、無機陰イオンや有機酸、金属イオンのみならず、アミノ酸やDNA、タンパク質、糖鎖、医薬品などの様々なイオン性物質を分離・検出することが可能です。

めっき液の組成はめっき作業の進行と共に変化します。これによりめっき液が劣化すると円滑な作業に支障をきたし、また製品の品質を損なってしまいます。

めっき液には様々な種類がありますが、その主要な成分はイオン性物質です。したがって、キャピラリー電気泳動でその組成をモニタリングすることでめっき液の品質を管理することができます。

キャピラリー電気泳動には(分析時間の速さ)(操作の簡便さ)(メンテナンスの容易さ)(排液の少なさ)といったメリットがあり、日常的に実施するめっき液の品質管理に最適な分析技術です。

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