【連 載】

キャピラリー電気泳動による めっき液の品質管理(その3)

陰イオン成分分析に威力発揮

ベックマン・コールター株式会社 ライフサイエンスマーケティング部門  西 俊博

2011.10.24

めっき液の分析には様々な手法がありますが、キャピラリー電気泳動によるめっき液の分析では、その重要な成分である「陰イオン成分」の分析に特に威力を発揮します。しかも無機陰イオン(塩化物、硝酸、亜硝酸、硫酸、シアン酸、リン酸など…)や有機酸(ギ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸など…)を約10分という短時間で同時に分析することが可能です。もちろん前述した成分以外も様々な陰イオン成分の分析が可能です。

図のデータはキャピラリー電気泳動を用いた陰イオン成分の分析例です。硝酸、硫酸、リンゴ酸、クエン酸、コハク酸、亜リン酸、次亜リン酸、乳酸を短時間で分析しています。

定性・定量も可能であり、検出感度も通常の分析手法で下限が約0・1ppmと全く問題ありません(各成分によって検出感度は異なります)。

もちろんめっき液は成分濃度が非常に濃いためにサンプルは数百~数千倍に希釈する必要があります。濃いままでは分析できません。図のデータは各々の成分が20ppmとなるように標準品を混合して分析しています。

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