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キャピラリー電気泳動による めっき液の品質管理(その5)

添加剤管理や廃液処理モニタリングにも有効

ベックマン・コールター株式会社 ライフサイエンスマーケティング部門  西 俊博

2012.02.14

キャピラリー電気泳動はめっき液成分である「無機陰イオン」や「有機酸」の分析をすることで品質管理を行うことができますが、それ以外の成分の分析にも応用可能です。

例えば添加剤として加えられることもあるアミン類もその一つです。こちらはアンモニアやアルカリ・アルカリ土類金属と一緒に陽イオンとしてトータル10分程度で分析することができます。

図では①メチルアミン、②ジメチルアミン、③トリメチルアミン、④エチルアミン、⑤プロピルアミン、⑥イソプロピルアミン、⑦ジエチルアミン、⑧トリメチルアミンを検出しています。

まためっき液そのものではなく、めっき廃液の処理のモニタリングを行うことも可能です。

めっき廃液は適切な処理を行う必要がありますが、「イオン成分」に注目することでその威力を発揮することができます。

シアンや六価クロム、三価クロム、リン酸など有害な陰イオンが除去できているかどうか?ということを調べるために、煩雑な操作が少なくて分析時間の短いキャピラリー電気泳動は品質管理のみならず、廃液処理の過程でも使える分析装置といえます。

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