【連 載】

キャピラリー電気泳動による めっき液の品質管理(その6)

薬物を迅速に分析、犯罪捜査でも活躍

ベックマン・コールター株式会社 ライフサイエンスマーケティング部門  西 俊博

2012.04.10

前回まではめっき液の品質管理について寄稿させていただきましたが、今回はめっき液成分の分析以外でも利用できるキャピラリー電気泳動について紹介いたします。

キャピラリー電気泳動は「イオン性物質」の分析を得意とする手法であるので、無機陰イオンや有機酸、金属イオンのみならず、様々なイオン性物質を分離・検出することが可能です。

例えば薬物乱用による事件の原因ともなる覚せい剤を代表とする各種薬物も分析することができます。

薬物は被疑者の血液や尿、髪の毛から薬物を抽出することができ、検体処理と分析時間を合わせて2時間程度で数百種類もの薬物の同定を可能とします。薬物分析は様々な手法がありますが、本手法を用いて犯罪捜査にも用いられている例もあります。

薬物分析は極端な例ではありますが、食品中の有機酸やアミノ酸、糖類の分析、医薬品の研究開発や品質管理など様々な分野でキャピラリー電気泳動は活用されています。

薬物分析のデータ

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