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企業紹介

坂口電熱株式会社

エミフロン薬液ヒーターで面状ヒーターによる薬液の直接加熱を実現
めっき業界や化学・薬品業界、研究開発機関に提案

2015.10.10

秋葉原本店
工業用電気アイロン(昭和初期)
レーザ平面瞬間加熱装置
「ExLASER」と
「ExLASER Lite」
同社ヒーターはH-ⅡA
ロケット打上げにも
使用されている
ミニマルレーザ加熱炉

電熱技術を核とした真空・バイオ・光学・化学分野などの製品開発と産業用電熱機器の製造・販売を行う老舗企業の坂口電熱株式会社(〒101‐0021 東京都千代田区外神田1‐12‐2/蜂谷真弓代表取締役社長)は、化学・薬品、研究開発者向けで精密メッキ分野の需要が見込め、少量の薬液を直接加熱が出来るビーカーサイズに合わせた3種類の面状ヒーター「エミフロン薬液ヒーター」を開発した。

同社は1923年(大正12年)に創業者である坂口太一氏が羅紗問屋の頃、取引先の人たちが朝から炭火をおこし、汗だくになりながら羅紗に炭火アイロンをかけていた姿を見て、何とかしてアイロンがけを楽にしてあげたいと思い、工業用電気アイロンを考案し、特許を取得。

さらに製造・割賦販売を始め、創業期の販売に大きく貢献した。現在、同社はマイナス273度(絶対零度)から3000度までの温度領域を目指して確立された加熱技術によって、産官学連携、公的研究機関との共同開発といった、顧客の注文に応じて手掛けた独自製品は累積300万点にも及ぶ。H‐2Aロケットやスペースシャトル、スーパーカミオカンデやBファクトリー等の先端産業分野にも納入実績がある。

また、同社は少量からのオーダーメードを得意とし、精密な温度制御により半導体製造装置の加熱工程用ヒーターにおいて国内シェア3割を握る。

近年には従来の電熱線で行う抵抗加熱とは全く異なる方式のレーザー加熱方式にも取り組み、わずか数秒で1000度程度まで上げて逆に400度程度まで下げるという急速昇降温も可能としたレーザー表面瞬間加熱装置「ExLASER」の開発に成功している。

同社は産業技術総合研究所のファブシステム研究会に参画し「ミニマル・ファブ」に対応したレーザー瞬間平面加熱装置「ミニマルレーザー加熱炉」を開発し各方面から注目を集めている。

このようにヒーターで有名な同社だが、センサーやコントローラーも含めた3本柱を中心にさらなる新規製品の導入を目指す。

『聖賢の教学に則り社業を通して国家社会の進化発展と人類の安心平和幸福の実現に貢献せんことを念願とする』という社是が示している通り"私たちは生かされている。企業経営はその社会恩に報いるものである"との創業者精神から「ご恩返しの経営」を標榜しており、2005年には先代の坂口美代子氏が「第3回渋沢栄一賞」を受賞。蜂谷真弓現社長の体制になった2009年には「勇気ある経営大賞」の第7回大賞を受賞した。「得意領域の電熱技術を活かし、世界でオンリーワンとなる『レーザー表面加熱装置』という革新的な新製品の開発に成功。この事により多くの業界にインパクトを与えました。ものづくりに欠かせない熱加工プロセスにおいて電熱技術であらゆる需要を満たすなど、日本の製造業の発展を支えてきました」との選考評価を受けた。

また、日本で学び、将来、母国の第一線に立とうという志あふれる外国人私費留学生への奨学金援助、交流会、見学会、音楽鑑賞会など、相互理解の場を提供している公益財団法人 坂口国際育英奨学財団を設立するなど国際社会に貢献している。

同社は秋葉原本店でヒーターとそれに関する製品や部材の店頭販売を行っており、同社が豊富な経験と実績や、膨大なデータを蓄積している事から、企業の技術者や研究者、大学教授や学生が、頻繁に相談に訪れており、電熱部材の提供から大型装置の製作まで顧客の希望に即したあらゆるヒーターを提供している。

坂口国際育英奨学財団
奨学金授与式
「第7回勇気ある経営大賞
大賞受賞