【企業紹介】躍進する常木鍍金工業株式会社

2017.6.20

 1952年創業の常木鍍金工業株式会社は、2012年の創立60周年を機に、三代目代表取締役社長として野中真宏氏が就任以来、女性社員の活躍推進に積極的に取り組んでいる。

 埼玉県川口市にある同社・技術研究所は、特に作業環境の整備に力を入れており、環境改善に於ける社員の提案も受け入れている為、技術チームや製造現場にも女性社員の比率が向上している。
環境負荷数値の更なる低減も実現させており、継続的な企業努力を行っている証左として求人採用活動にもアピール出来ている。
 職場の労働環境改善の他にも、改正された育児・介護休業法や男女雇用機会均等法を速やかに規定に取り入れるなど、女性の雇用環境促進にも十分に配慮している。同社独自の家族手当も用意されており、様々なサポートが為されている。
 現在、同社の女性社員の比率は、非正規の従業員を含め約36%であるが、今後は女性が安心して働ける制度や仕組みを更に整備するとの方針であり、女性社員の比率はますます高くなりそうだ。
 また、労働基準法改正による有給休暇の義務化を視野に、有給休暇の取得をこれまで以上に社員に意識付ける方針であり、従来からの個人面談に加え、昨年よりストレスチェックも実施していて、心身に於ける社員の健康管理にもきめ細やかな対応を心掛けている。
 人事方針では、担当業務上の設定目標と定義付けされた業務プロセスの進捗度を社員に自己採点させるシステムを導入しており、管理職との考え方に齟齬が生じない様な仕組みとなっている。また、同社では女性社員の潜在能力を引き出し、これを育てることが成長の基盤であると考えている。
 中小企業における「働き方改革」の進め方について、管理職の常態化した長時間労働がしばしば話題になるが、業務の効率化に一定の成果を上げている。同社の場合には、注力分野の見直しを進め、「時間」ではなく「成果」で判断する客観的な人事制度の効果が現れており、時間外労働は減少している。
 結果的にインフラコストの削減にも繋がっており、同社の前事業年度に於ける月平均所定外労働時間は6・1時間であり、週平均では約1・5時間程度となっている。
 同社に於ける社員の平均年齢は、32・1歳と社員数50名以上の電気めっき業の中では若者層が多い会社であることが窺える。女性は20代の社員が多くを占めており、いきいきとした職場である印象を与えている。