全国鍍金工業組合連合会第55回全国大会

2017.12.10

大会宣言(スローガン)

《「未来へ継承 人財と品質」―世界に通ずるクオリティを目指して―》を採択

全国鍍金工業組合連合会の「第55回全国大会」が、去る11月24日14時から機械振興会館の地下2階ホールにて開催された。

総会会場

定刻となり東総務委員長が司会進行役を勤め開催された。

全鍍連森脇会長

最初に神谷(博)副会長が開会の辞で「御来賓の皆様、組合員の皆様には大変お忙しい中、ご臨席いただき有り御うございます。私どものめっき業もアベノミクスで段々と良くなってきていると思う。安倍政権も再任された事で景気が悪くなる事はないだろうと安堵している。全鍍連は環境問題や人材育成、後継者問題といった課題には皆様のお力をお借りしながら、事業を進めて行こうと思っているので皆さんの御協力をお願いする」と挨拶を述べた後、国歌斉唱を行い、業界関係物故者の冥福を祈り黙祷を捧げた。
続いて森脇会長が「御来賓や関係者の皆様、組合員の皆様の多数の御参加に御礼申し上げる。最近のワイドショーの話題ではあまり楽しい話題がないが、全鍍連では楽しいニュースがある。まず一つは今年の秋の叙勲褒章において旭日中授章を全鍍連の前会長の栗原常任顧問が授章された。これは全鍍連にとっても大変名誉なことだと思う。そしてもう一つ東京鍍金工業組合の理事長の神谷博行副会長が、現代の名工を本年度に受賞した。神谷(博)副会長とは青年部時代からの付き合いであり、会うたびにめっきの技術に関して議論する等現代の名工にふさわしいと思うのは私だけではないと思う。それともう一つ、めっきコンクールに今年から硬質クロムと無電解ニッケルの2部門が増設された。元々100件くらいの応募だったが、技術委員会が色々と頑張って頂いたため、昨年は351件と段々と増えてきて、今年は2部門を増設した事で538件と今までに無い応募数となった。入口に展示しているように素晴らしい技術の出展だらけで、日本のものづくりの力強さを感じ、神谷(博)副会長のような現代の名工をこれからも輩出できるように努力したいと思う。これから全国大会を開催するが、御協力をお願い申し上げる」と述べ挨拶した。

組合功労役員表彰受賞者

次に大会表彰となり黒澤経営委員長より各地区のリーダーとして業界の発展に貢献された方々、並びに優秀な事務局専従者に対し、組合功労役員賞並びに優秀事務局専従者表彰が贈られ、13名の受賞者が発表された。当日に出席した東北・北海道表面処理工業組合の丹野恭行氏、椎谷学氏、中島功嗣氏、長野県鍍金工業組合の堀内哲氏、新潟県鍍金工業組合の帰山忠義氏が壇上に上がり、森脇会長より表彰状を授与された。

環境整備優良事業所表彰受賞者

次に、環境整備優良事業所の表彰が行われ、小林環境副委員長より2組合2事業所名が発表され、壇上にて二葉産業の笠間氏が受賞者を代表して森脇会長から表彰状を授与された。
続いて、環境整備優良事業所認定事業所が発表され、16事業所が認定された。

小坂審査委員長

次に平成29年度全国めっき技術コンクールの表彰式が行われ、表彰式に入る前にめっき技術コンクール審査委員長の小坂幸夫氏より本年度の審査経過と総括が行われ、「毎年参加件数が増加しており、昨年度が351件を超えたが、本年度は2部門増えた事も有り、538件と、このめっきコンクールの広がりを見せており、皆様の活力と全鍍連の組織力を証明している。各賞は審査基準を厳正に定め、決定させて頂いた。応募作品は素晴らしい出来の物が多く、更にこのめっきコンクールを発展させ、めっき業界の技術向上と研究意欲の推進、さらにめっき業界の発展に寄与するようにして頂きたい」と総括を行った。

厚生労働大臣賞受賞者

表彰式では、最初に厚生労働大臣賞と厚生労働省人材開発統括官賞が順番に荒井技術委員長より発表され、本年度の厚生労働大臣賞の発表では、研磨ー装飾クロムめっき部門の旭産業株式会社の阿部昭彦氏、装飾クロムめっき部門の株式会社九州電化の馬籠隆広氏、亜鉛めっき部門の株式会社オジックテクノロジーズの佐藤チーム、無電解ニッケルめっき部門の日本電鍍工業株式会社の伊藤・松井チーム、硬質クロムめっき部門の株式会社吉崎メッキ化工所の山村浄氏の名前が読み上げられ、壇上において、厚生労働省人材開発統括官検定制度整備プロジェクト推進室長の搆健一室長より表彰状と盾を授与され、壇上にて記念撮影を行った。

厚生労働省人材開発統括官賞受賞者

続いて厚生労働省の組織改編に伴い従来の職業能力開発局長賞が本年度より人材開発統括官賞に名称が変更となり、研磨ー装飾クロムめっき部門の旭産業株式会社の小杉紗緒里氏、装飾クロムめっき部門の清川メッキ工業株式会社の南澤琢磨氏、亜鉛めっき部門の日水電気化学工業株式会社、無電解ニッケルめっき部門の株式会社ブラザーの案田・宮下・坂崎チーム、硬質クロムめっき部門の株式会社野村鍍金の鹿沼工場表面処理チーム、が壇上において厚生労働省人材開発統括官検定制度整備プロジェクト推進室長の搆健一室長より表彰状を授与され、記念撮影を行った。

東京都産業労働局長賞受賞者

次に東京都産業労働局長賞の発表を苅宿技術副委員長が行い、研磨ー装飾クロムめっき部門の旭産業株式会社の小杉美紀子氏、装飾クロムめっき部門のメテック株式会社の浅野智子氏、亜鉛めっき部門の吉野電化工業株式会社の髙橋拓也氏、無電解ニッケルめっき部門の株式会社オジックテクノロジーズの大森チーム、硬質クロムめっき部門のサン工業株式会社チーム8年目、の名前が読み上げられた後壇上において受賞者を代表して装飾クロムめっき部門のメテック株式会社の浅野智子氏へ、東京都産業労働局長の代理として、森脇会長より東京都産業労働局長賞の表彰状を授与された。

中央職業能力開発協会長賞受賞者

次に中央職業能力開発協会長賞の表彰となり、苅宿技術副委員長より受賞者の名前が読み上げられ、研磨ー装飾クロムめっき部門の旭産業株式会社の鮏川拓氏、三和メッキ工業株式会社のAチーム、装飾クロムめっき部門の二葉産業株式会社IS部・Aチーム、清川メッキ工業株式会社の国末智寛氏、亜鉛めっき部門の株式会社ケディカ仙台チーム、有限会社髙村工業所の高山亜也子氏、無電解ニッケルめっき部門の株式会社金属被膜研究所の石井元志氏、株式会社吉崎メッキ化工所の秋元康平氏、硬質クロムめっき部門の清川メッキ工業株式会社の角谷彰彦氏、清川メッキ工業株式会社の塩谷彰宏氏が壇上に登り、代表して亜鉛めっき部門の株式会社ケディカの仙台チームが中央職業能力開発協会会長の代理としての森脇会長より表彰状を授与された。

全国中小企業団体中央会会長賞受賞者

続いて全国中小企業団体中央会会長賞の表彰となり、同じく苅宿技術副委員長より受賞者名の発表を行い、研磨ー装飾クロムめっき部門の三和メッキ工業株式会社Bチーム、装飾クロムめっき部門のサン工業株式会社女子連、株式会社コダマ小中啓士氏、亜鉛めっき部門の株式会社ケディカ北上チーム、三研工業株式会社安城工場、無電解ニッケルめっき部門の株式会社エコー西尾利平氏、株式会社九州電化川添佑典氏、硬質クロムめっき部門の第一化学工業株式会社鎌田治郎氏、株式会社野村鍍金鹿沼工場技術設備チーム、が壇上に登り、受賞者を代表して硬質クロムめっき部門の第一化学工業株式会社鎌田治郎氏が全国中小企業団体中央会会長の大村功作会長より表彰状を授与された。
次に日刊工業新聞社賞の表彰となり、装飾クロムめっき部門の二葉産業株式会社IS部・Sチーム、株式会社ユニゾーンクロムAチーム、亜鉛めっき部門の株式会社熊防メタル村上和繁氏、日水電気化学工業株式会社内村カズキ氏、無電解ニッケルめっき部門の旭産業株式会社阿部昭彦氏、株式会社オジックテクノロジーズ西山チーム、硬質クロムめっき部門の株式会社野村鍍金大城誠氏、株式会社コダマ松谷有樹の名前が野村技術副委員長より読み上げられて壇上に登り、日刊工業新聞社第一産業部豊田部長より受賞者を代表して硬質クロムめっき部門の株式会社野村鍍金大城誠氏へ表彰状を授与された。

プレミアムアワード受賞者

続いて、全鍍連会長賞の表彰が行われ、本年度の全鍍連会長賞は、金賞51名、銀賞、銅賞それぞれ54名、合計159名の方々が受賞された。受賞者を代表して三共鍍金㈱の久保直富氏が森??会長より表彰状を授与された。
 以上を持って、平成29年度全国めっき技術コンクールの表彰式を終わり、コンクール最上位賞である厚生労働大臣賞を3回受賞するごとに贈られる、大変名誉ある表彰の特別表彰「プレミアムアワード」の受賞者が神谷篤技術担当副会長より発表され、本年度、研磨ー装飾めっき部門では旭産業株式会社が、硬質クロムめっき部門で株式会社吉崎メッキ化工所の両社が厚生労働大臣賞を受賞し、それぞれ6度目の厚生労働大臣賞の受賞となったため、壇上において森脇会長よりトロフィー授与が行われ、記念撮影を行った。

卓越した技能者表彰の神谷博行副会長

続いて「卓越した技能者」の表彰を行い、神谷篤副会長が「東京都鍍金工業組合の神谷電化工業株式会社取締役社長 神谷博行氏が全国約3万人のめっき技能者の模範となる平成29年度の「卓越した技能者」、いわゆる「現代の名工」として、11月6日、厚生労働大臣より表彰されました。森??会長より表彰状が授与されますので、神谷様どうぞ壇上にお進み下さい」と述べると、神谷博行副会長が壇上で森??会長から表彰状を授与された。
 それに伴い神谷(博)副会長が司会者から受賞者を代表して一言挨拶を求められ、「このような名誉ある賞を頂き、心から感謝申し上げる。私はめっきを初めて約50年だが、失敗を恐れずに失敗をしても失敗を次に繋げて行こうという事を念頭にしてずっとやって来た。現代の名工の表彰式に行ったら、アジアではNo・1と言われる39歳のソムリエの方から、88歳のレースを編む機械とかを創ったりした人、溶接工の人等、素晴らしい人が揃っていた。本日受賞された皆さんも現代の名工を目指して頂き、そのためにも日頃の技術を大事にして、このめっき業界の為に是非働いて頂きたいと願う次第である」と謝辞を述べた。
続いて厚生労働省人材開発統括官検定制度整備プロジェクト推進室長の搆室長が「本日名誉ある表彰を受けられた方に心からお祝い申し上げる。厚生労働省では人材育成行政を進めている。近年は人材不足で高齢化が進んでいるが技能を求められる業界では高い技能を持っている人や技能の向上を志す人達を支援しており、技能検定等を行って若い人の入職促進のきっかけになるようにという事で、実技試験の受験料を大幅に引き下げた。また、高い技術を持ったベテランにはものづくりマイスターの制度を創り、若い人たちへの技術指導等を進めて行っている。本日お集まりの皆様の御健勝をお祈りする」と祝辞を述べた。

恒例の万歳三唱

以上で第55回全国大会の表彰式を終了し、森脇会長が議長席に着き、大会の議事審議を行い、最初の議案の第54回全国大会の決議事項の経過報告を、清水専務理事から報告した。
 次に、第2号議案として本日、会場に掲げられている『「未来へ継承 人財と品質」―世界に通ずるクオリティを目指して―』の大会宣言としてスローガン案が掲げられており、議長よりこれを本大会の議案として提出するとの提案があり、提出議案の趣旨について経営委員会の黒澤委員長が説明し、森??会長がそれの採択を場内に諮り、意義もなく満場一致の拍手で可決承認された。
 すべての議案審議が終了し、森脇会長が議長席を退席すると、恒例の万歳三唱となり、壇上にて姫野顧問理事、伊藤顧問理事、栗原常任顧問理事の3名の発声により万歳三唱を行い、池田副会長の閉会の挨拶で、全鍍連第55回全国大会無事に終了した。